H5系の貴重なやまびこ号のグランクラスに乗ってきた話。
さてこちら東京駅。
写真に入りきらないH5系です。
H5系は皆さんご存知の通り、北海道新幹線開業時にデビューした新幹線です。
E5系との違いは、ライン色が紫であることと室内の床のデザインが違ったりと意外とおしゃれな部分があります。
北海道のマーク。
こちらE5系。ラインがピンクですね。
H5系はもちろん東北新幹線と直通運転しており、東京駅から運用についています。そのほとんどが「はやぶさ号」の運用であり、やまびこ号の運用は毎日夜の一本の、東京発→仙台行きしかありません。しかも定期仙台行き最終列車であります。
今回はそのやまびこ号のグランクラスに乗車し、H5系のグランクラスの様子を見てきました。
グランクラスはE5系と同じ10号車。規格的にはE5系と全く同じに作られています。
H5系グランクラスの様子です。
まず目に飛び込むのはカーペットの色でしょうか。とても深い青色をしており流氷をイメージしているそうな。
座席についてはスイッチ類も含めてE5系と全く変わりません。
ブラインドも雪の結晶をイメージしているそうで、ますます北海道らしいですね。
座席はやはりそっくり。
カーペットがとても真紅な色をしています。
乗り心地はE5系のグランクラスよりも若干いいような気もします。車両の製造が新しいからですかね?
このやまびこ号は普段はやぶさ号が止まらない、宇都宮、新白河、郡山、福島、白石蔵王に停車します。この駅近くに住んでいる方でH5系を撮りたい方は夜の一本を狙うと確実ですね。
ぜひ、H5系に乗って北海道に行ってみたいものです。
動画でもご紹介しています!
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上越新幹線 E4系Max 引退とE7系導入のお話。
E4系同士の連結は圧巻ですよね。
さてさて、
新幹線といえば何を思い浮かべるでしょうか。
答えははっきりしています。
まあるい目。まあるいお顔。
もうこの2つ以外あり得ないですね。
新幹線とはこの顔。これが新幹線。
つい最近まではね。
この車両たちはもう博物館でしか残っていないのです。走る姿を見ることは出来ません。
今、思い浮かべるものはE5系とかになってしまったでしょうか。
ブレブレ。
ですが、全車二階建て新幹線ってなると限られてくるのではないでしょうか。
以前のカラーリングの写真がなかったので、新色しかないのですが、こちらが日本が世界に誇る全車二階建て新幹線ですね。
E1系は昔は青っぽい色。E4系は黄色いカラーリングだったのですが、末期になるといつもトキ色になるんですよね。
さてさて、本題に行きましょう。
E4系Max 引退迫る。
未だに上越新幹線の主力、以前は東北新幹線でもつばさ号の併結相手として働きまくっていたE4系ですが、2020年度末までに全てのE4系を引退するという事です。
それはどういう事か、というと。
二階建て新幹線が全滅
ということです。
じゃあなんで、二階建てにしたのか。
その理由はただ一つ。
輸送人員を増やすため。
筆者の推測ですが、都内のダイヤがパンパンであり、列車を増やすことができない場合1編成あたりの輸送人員を増やせばいいのではないか。とそんなような感じで全車二階建て新幹線は生まれたのではないでしょうか。
E4系を2編成繋げた16両編成の場合。
輸送人員は1634人。
これは世界規模です。
ではなんで、引退するのでしょうか。
老朽化のためでしょうね。
それと、二階建てである限りデメリットも多く車内販売の方のワゴンの移動が大変であったり、空いているときは明らかに需要と供給があってないように思えます。
平屋の方がやっぱりバランスがいいのかもしれませんね。お世辞とも広いと言えない車内ですし、1階席は全く景色が見えません。快適性が求められる車内においてもコンセントがなかったりそうゆう面でもお古なのは決定です。
2階席の眺望は中々良いものだったのですが。引退はやはり避けられないもので悲しいですね。
そんなE4系ですが、E7系の上越新幹線への導入により引退するらしいです。E7系は現在北陸新幹線で使用されている新型新幹線ですね。
ついに、お下がり上越新幹線に新型車両が導入になるということで、筆者はテンションが上がっております。
新型車両が導入はとても嬉しいことで、E7系にはグランクラスがついており、新潟への旅が一層豪華になることは間違いがないわけであります。
E7系導入の問題点。
デメリットがあります。
上越新幹線で使用されるE7系は現在北陸新幹線で使われている車両とほぼ同一なものが新造され使用されるということです。
現在上越新幹線で使用されているE2系もE7系に置き換わるのは時間の問題なので、上越、北陸新幹線の区別が車両だけでは付かなくなってしまうということです。
東海道・山陽新幹線では似たような車両がたくさん走っていますが、行き先は大体同じで、停車駅が違うくらいですよね。ですが、上越、北陸新幹線では全く行き先が異なります。
「とき たにがわ かがやき はくたか あさま」
これら全てがE7系で運用されることになります。
乗る人が鉄道に詳しい方なら全くもって問題はないのですが、普段乗らない人は迷ってしまいます。
北陸新幹線金沢延伸に伴って最近愛称が増えたばっかりなのにもっとややこしくなりますね。
せめて上越用北陸用とで塗装でも分けてくれれば分かりやすくなりますね。届かない願いであります。
E4系引退もまだ時間があります。
しっかりとこの目に焼き付けたいですね。
それとE7系導入も楽しみではあるので、上越一番列車にでも乗りたい所であります。
長々と長文ご覧いただきありがとうございました。
土合駅へ行こう!!! 快速谷川もぐら号の旅
かつて、上越新幹線開業前は183系特急とき号として、難関な上越国境ループを超え、東京から新潟に向けて走っていました。ですが、現在では上越新幹線が開通し、東京から新潟まで2時間半という速さで結んでいます。
さて、そんな特急とき号を彷彿とさせる列車が営業区間を縮小していますが、臨時列車として現在も残っています。
快速谷川もぐら号
区間は上尾〜越後湯沢間。
車両は魔改造車として知られる485系リゾートやまどり号で運行されます。
時刻表 停車駅
上尾駅09:54分発→越後湯沢13:32着
途中停車駅
桶川9:59→北本10:03→鴻巣10:07→熊谷10:23→深谷10:33→本庄10:43→高崎11:04→新前橋11:13→渋川11:27→沼田10:47→水上12:04着 12:15発→湯檜曾12:23→土合12:30着 12:50発
3時間半越えという長距離快速列車です。
列車名の通りこの列車は上越国境清水トンネルの中にある湯檜曾、土合駅に向けて楽しんでもらう臨時列車です。
途中の土合駅では20分間の長時間停車をします。
料金
全区間の乗車券は3020円
快速列車は全車指定席どの区間乗っても520円
合計3540円になります。
車内紹介
車両は6両編成で運行されます。
座席は1列で3つシートが並んでいます。現在では珍しいです。またシートピッチも在来線特急列車のグリーン車並みにあり、足を伸ばしてゆったりとくつろぐことができます。
テーブルは背面テーブル。二段階方式フットレストも装備されており、靴を脱いで足を置くことができます。
2号車は特別??
2号車は他の車両とシートに凄い違いがあります。
こちらが2号車
2号車以外の座席
2号車は改造時、窓枠に合わせるためにシートピッチが異常なほどあります。なのでフットレストがなく前の座席には足を伸ばしても届かない程です。
また、テーブルも届かないため、背面ではなく膝部分からテーブルが出てきます。このテーブルは小さいのでお弁当などを食べる際はご注意下さい。
フリースペース
先頭車には展望室があります。
ここから前面展望が楽しむことができます。
またその他に二ヶ所フリースペースがあり、
大きな窓から良い景色を楽しむことができます。また、車内には畳の和室だったり、小さいお子さんが遊べる部屋もあり、飽きさせませんね。
居心地が良さそう。
さぁ、越後を目指そう。
沿線写真はあまり撮らなかったのでご紹介出来ませんが、この列車の目玉であるトンネルの中の駅、土合駅を紹介いたします。
この列車は土合駅では20分間の長時間停車を行います。
下りホームはトンネルの奥深くにあり、地上に出るためには462段の階段を登らなくてはなりません。一般男性の方でも歩いて10分ほどはかかります。
これが日本一のもぐら駅と言われる要因ですね。
停車時間が20分しかないため、ゆっくり地上まで歩くとなると少し忙しいです。
ですが、私はこの時間内で地上に出るべく高校時代ぶりに真面目に走りました。
若干20歳の運動不足が走って地上まで上がるとこんなタイムになりました笑。
(良い子はマネしないでください)
頑張って地上まで行くと、無人駅なのにこの大きな駅舎が出迎えてくれます。さすが、谷川岳の玄関口ですね!
土合駅を列車は発車し、新潟県に入り30分ほどすると、越後湯沢駅に到着します。
はるばる埼玉県の上尾からやってきたと思うと物凄く感動ですが、昔では全く普通の事ですね。
今回はリゾートやまどりの車両を使用した 快速谷川もぐら号のご紹介でした。快速谷川もぐら号は下り列車ですが、越後湯沢駅折り返しで快速谷川ループ号というのも運行されています。こちらもループ線を通る希少な列車なので是非乗られてはいかがですか??
長くなりましたがご覧いただきありがとうございました。
動画でも谷川もぐら号を紹介しております!
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快速 DLばんえつ物語号 グリーン車乗車記
本日のお話は磐越西線を走行する、ばんえつ物語号に乗って来ましたので紹介します。
普段ならSL牽引ですが不具合により今年はDLでの運転になりました。それは[チャンス]だと思い、ふと出かけました。
ばんえつ物語号は今日の客車列車としては長い7両編成で運転されています。さらに日本で唯一となるグリーン車連結ということで、今回はそのグリーン車に乗車しました。
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時刻表 停車駅
普通席は区間関係なく520円
高いかどうかはあなた次第ですね。
しかし、その価格に見合ったサービス。内装。乗り心地等々がありますので乗る価値あるかと。
ではでは、それをひっくるめて編成をご紹介します。
ばんえつ物語[編成紹介]
1号車
1号車はオコジョルームと展望室がありフリースペースになっています。オコジョルームは小さいお子さんが遊べるようなつくりに、展望室は往路では力強いDLがすぐそばです。
2号車 3号車 6号車
この車両は普通席車両のボックスシートです。背中の高さが高いのが特徴です。とてもレトロ感があり雰囲気がとても良いです。
4号車
4号車は展望車となっています。先頭車両の展望室と違って、こちらは窓が大きく磐越西線の沿線絶景がとても見やすいです。
外見は寝台列車の食堂車のような感じでとても雰囲気が出ていて磐越西線の駅にとても似合います。
5号車
5号車は普通ボックスシートが半室と売店があります。この地方ならではの食べ物やお酒が買え、ばんえつ物語のグッズも売ってますよ!
7号車
7号車はグリーン車です。改めて新製したらしく豪華さが際立っています。
フッカフカです。テーブルは背面テーブルではなく、肘部分から小さなテーブルが出てくるので背面テーブルよりは使い勝手が悪いかもしれません。
【なんで背面テーブルじゃないの?】
理由は一つで前が広すぎてテーブルおいても届かないんでしょうね。足伸ばしても届かないほどの広さです(短足)
グリーン車には利用している人だけが入れるグリーン専用展望室があります。
暗いとこんなに幻想的に!
とても広いです。
グリーン車は定員30名ですが、私が行った時は大人な方が多く私のようなオタクがへばりついてることはありませんでした。
みなさん大人の対応、真ん中に座らないんですよ。真ん中に座った方がレールの真上なのに。
という風にそんなに混んでなくていい雰囲気で展望を楽しむことができました。
途中、津川駅と山都駅で長時間停車があり、その時間を利用し撮影大会が始まります。
往路では津川駅15分間
山都駅10分間でした。
撮影大会
山都駅ではオコジョルーム?みたいな小屋があり、小さい子が遊んでました。
グリーン車に乗車すると記念乗車証がもらえ、その乗車証が自由に出入りできることができるパス?のような役割も果たしていました。
また、その他に乗車手帳というものをもらえました。(これは今回だけかな?)
右が乗車証
また車内でジャンケン大会が開かれ、勝った人は限定グッズがもらえてましたよ!
(もちろん負けました」
[考察]
新潟駅が高架化し、新津発着に戻ってしまったばんえつ物語ですが、また新津駅が似合うんですね。新潟駅からばんえつ物語に接続される「SLリレー号」はE129系で運用されていて、これは雰囲気に合いませんが仕方がないですね。
乗車時間は丁度3時間半。
長いか短いかで言ったら長いのかもしれません。他のSL列車で比べても、私の地元のSLみなかみ号は2時間。SL碓氷号は1時間。ですから、少し長いと言えますね。
- [3時間半の長さを感じる?]
私はあっという間の3時間半でした。
新津10時頃発ということで車内でお弁当食べられるし、展望車では日替わりでイベントを何かやっている。外を見れば阿賀野川の雄大な景色、田園風景。飽きた頃にやってくる長時間停車で撮影会、外の空気を吸えていい気持ち。
グリーン車で言えば、3時間座っていてもあまり疲れないシート。ふと気がついた時に行ける展望室。
とにかく盛りだくさんなので飽きないんですね。飽きさせないクルー側の手柄ですね。
また、クルーの方の礼儀の正しさが素晴らしいんですよ。びっくりしたのが一人ずつの挨拶、そして降りる方へのお別れの挨拶。何を取っても素晴らしいです。
また、車内のイベントも充実しており、私が乗車した9月22日は新津資料館の出張講座があったり、日替わりで展望室でのイベントが用意されています。また客室内ではジャンケン大会が開かれたりなど飽きさせないイベントが沢山です。
飽きない景色も見どころですね。
乗車直後は曇り空でしたが、山都駅あたりから日が差し始めました。
- [DL牽引だとつまらない?]
そう、今回は蒸気機関車ではなくディーゼル機関車で運転でした。「やっぱりつまらない?」って事ですが、そんなこともないんですね。
確かに、蒸気機関車ならではの蒸気音。僅かに動く発車時。軽快な走行音。などが無いです。ですが、ディーゼル機関車でも良いところはあるんですね。
- 窓が開けられる。
窓は蒸気機関車で運転の時も開けられます。ただし条件が付きます。条件とは、トンネル走行時は開けられないんですね。客室内に排気が入ってきてしまうので。ディーゼルだと排気はありますが、蒸気機関車ほどでは無いんでしょう。
- 貴重感
普段はSL運行です。ばんえつ物語で使用されるC57-180号機は私が知っている限り故障が少ないように思えます。今年の不調は珍しいことかもしれません。なので代打運行は貴重ですね!
別にSLだから乗るとかDLだから乗らないとかじゃなくて、このばんえつ物語というイベントを楽しんでもらいたいですね。
長々とご覧いただきありがとうございました😉
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[世界最速芸術鑑賞]現美新幹線 乗車記
本日のお話は、世界最速の芸術鑑賞ができる、現美新幹線に乗車しましたので紹介したいと思います。
現美新幹線とは。
黒い車体に目を奪われます。
昔のこまち号で知られる、E3系0番台を改造し、2016年4月29日から越後湯沢〜新潟間 1日3往復で運行が開始されました。
構成として6両編成で11号車が指定席、12号車〜16号車が自由席となります。また13号車にはカフェとキッズルームが併設されています。
特別な料金などは必要なく、通常の新幹線料金で利用できるところが嬉しいですね。
この列車の特徴は各車両において有名アーティストの芸術を新幹線に乗りながら鑑賞出来るというところです。
何度乗車しても目を奪われる車体ですが、こちらを書かれた方のお名前は蜷川実花さんという方で、私も好きな画家さんのお一人です。
各車両の実態
11号車
この車両は唯一の指定席で、グリーン車並みの設備を誇ります。
なかなかの派手さですが、シートピッチと座席の幅が広くゆったりくつろぐことが出来ます。また、フットレストも付いており足を伸ばして休む事も出来ます。
グリーン車並みの設備ですが、料金は普通の指定席料金。自由席から500円UPくらいで乗車することが出来ます。
しかしこの現美新幹線は乗車時間が50分しか無いので、時間的に見ると勿体ないくらいです。
12号車
12号車は小牟田悠介さんの作品。
全面鏡張りです。光が乱反射し、万華鏡のようですね。12号車が一番乗車率が高かったです。
13号車
13号車の外見は窓がありません!
何故かというと写真の通りキッズルームとカフェがあります。片側は通路のため、窓がありません。壁には古武家賢太郎さんの作品が書かれています。
キッズルームはプラレールがあり、子供たちが仲良く遊んでいました。
カフェは飲み物、スイーツ、グッズなどが売っており終点の新潟まで営業しています。
私もアイスコーヒーを頂きました。車内のためか、お値段は割高ですが芸術を見ながらコーヒーを飲めば、いい気分間違いなしですね!
14号車
14号車は石川直樹さんの作品です。
数々の写真に目を奪われます。
風景画、人を撮っている写真などもあります。
15号車
15号車は荒神明香さんの作品です。
私はこの作品が一番好きです。
折り紙のようなものが一つ一つ重なって一つのものになっています。それが何なのか何かの生物なのか分からずじまいです。
小さいものでもみんな集まって一つになれば一大勢力になる。そんな気持ちです。
16号車
16号車はイノマタアキさんの作品です。
他の車両と違ってデジタルサイネージが並んでいて、映像が流れているのが特徴です。
同じ映像が流れていても見ている場所が違ったりして、人の価値観によって発する言葉や考えが違ったりしています。面白い作品です。
考察
全くのど素人なので人の絵を語る資格はありませんが、どの作品も新鮮でこれを新幹線内で見る。移動中に見るというのは発想が凄いですね。デビューからある程度時間が経っているためか、この現美新幹線を目的として乗っている方は半分くらいなのかなと思われます。その他の方は移動として使っているみたいです。ソファーでくつろいでいたり、パソコンで何やらお仕事をしている方もいらっしゃったので。それでもいいのかもしれません。
移動中にふとこの列車に乗り、たまたま乗車した車両に興味深い作品があった、
という風にたまたまだからこそ感じられることがあるかもしれません。見方が変わるかもしれませんね。
本当に良い車両ですね。
新潟にお越しの際は是非乗っていただいて、世界最速の芸術鑑賞をして頂きたいです。
最後までご覧いただいてありがとうございます。では、他の記事で会いましょう!
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東武鉄道 スカイツリーライナー乗車記
本日のお話は、
特急スカイツリーライナーに乗って参りましたので書き記したいと思います。
さぁある日の土曜日です。
浅草駅
通勤ライナーのように思うスカイツリーライナーですが、土休日にも運行がされております。
もう一つ、大宮行きと野田市行きで運行されるアーバンパークライナーは平日運行のため、こちらは通勤ライナーとしての運用だと思われます。
私が乗ったのは18時30分発
特急スカイツリーライナー春日部行き
使用車両は東武鉄道の久しぶりの新型特急列車
500系リバティです。
春日部駅にて。
この特急列車の見どころと言えば、シームレスな運行ができるという所ですね。
1編成が3両。それを2つ繋げて6両として主に運用されます。シームレスな運行というものは、違う行き先のお客様を同時に運ぶような事で、前の3両を東武日光行き。後ろの3両を会津田島行き。という風に運行できるようになった訳です。
特急列車的にはリバティの登場により他のスペーシアなどの特急列車を置き換えた訳ではなく昔運行されていた乗車券のみで乗れる快速列車の代わりとしてリバティはデビューしました。
以前走っていた快速列車
そのため、特急列車の運行本数が増えた訳です。それで登場したのがスカイツリーライナーです。この浅草18時30分発のスカイツリーライナーは東武日光から来たリバティけごん、併結されたリバティ会津の折り返し列車として設定され、車両基地に回送を兼ねて営業列車として運行されていると思われます。
注目の座席ですが。
スペーシアの豪華設備には届きませんが、シートピッチは1000㎜と余裕のサイズです。足元に機器等が無いので足を伸ばすことができ、ゆったりと寛ぐことが出来ます。ですが、座席の心地としてはスペーシアのようなフカフカでは無く、若干固めのようで長時間座るのは少し辛いかもしれません。
便利な点といえば、テーブルが大型背面とアーム部分にあり、また全席コンセントとWi-Fi完備という快適装備は流石新型特急という所ですかね。
さぁここまでは簡単な説明として。
ここからは実際に乗った感想です。
これは私が乗った2号車の写真なのですが、浅草発車時、私しかいない貸切でした。
土曜日ということもあってサラリーマンなどの通勤客は全く居なくて、沿線の方がわざわざ春日部まで優等列車は使うことは無いような気もします。
平日はおそらく通勤客がいると思われます。
こちらは北千住駅です。北千住からは僅かながらもお客さんが乗ってきたように感じます。
さぁ北千住からは東武鉄道が誇る複々線区間であります。流石の複々線では特急らしい走りを見せてくれます。
この駅はこの特急ならではの停車駅、せんげん台駅です。この駅からは乗車券のみで利用することが出来、この列車は次の春日部駅までですが、アーバンパークライナーは大宮、野田市まで乗車券のみで利用できるのでかなりの利用価値が高いですね。
ここからは乗り鉄の理想の形を話します。
この列車は先程も言った通り、車両基地までの回送を兼ねています。北春日部の車両基地に回送されるはずなので、春日部が終点なのはダイヤ上仕方ないことなのです。
ですが、この列車が通勤ライナーとしての役目を果たすのであれば、春日部終点では全くその役目を果たしていないと思います。
この列車に一番お客さんが乗っている区間はおそらく北千住〜せんげん台〜春日部間です。この区間は急行列車でも約30分ほどの時間でつくようです。なので利用している人たちにとってこの車両は速いから乗る、ではなく、座りたいから乗るということになります。だって混雑している通勤列車に乗りたく無いですよね。小銭を少し出せば快適な特急列車に座れ楽に帰宅出来るから皆さんお金を出すはずです。
春日部以北に住んでる通勤客の方はどうするの?
このスカイツリーライナーに乗って帰る場合、春日部が終点なので降ろされます。春日部で降りる通勤客の方ならいいですが、春日部の以北、久喜、南栗橋、杉戸、幸手、南栗橋 にお住まいの方々は草加や越谷で抜かして来た急行の通勤電車に乗らなくてはならないのです。
せっかくゆったりした座席に乗って来たのに、また混雑している通勤電車に乗る。
それじゃスカイツリーライナーに投資することは勿体ないことになってしまいます。
久喜駅は特急りょうもう号が全列車停車になり通勤客の方々が多く利用することが出来、とても便利になったのですが、
日光線特急は住宅地の多い杉戸高野台、幸手、南栗橋には止まりませんので特急は利用しづらいと思います。
そこでです。スカイツリーライナーを南栗橋止まりの通勤ライナーにすることができるのであれば、これは通勤のお客さんにとっても東武鉄道にとっても良いことではないでしょうか。
ただの乗り鉄が理想として述べただけでありますので、大目に見て頂ければありがたいです。
ここまでの長文をご覧いただきありがとうございます。
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九州新幹線(長崎ルート)は必要か。
本日のお話は新幹線についてです。
政府が計画した整備新幹線の中に九州新幹線 長崎ルート という計画路線があります。
整備新幹線の中に九州新幹線 鹿児島ルートというものがありましたが、こちらは2011年に全線開業しています。
- 長崎ルートの詳細
長崎ルートは博多〜長崎間の事を言い、博多〜新鳥栖間は鹿児島ルートと線路を共用する予定でした。
一番早く着工にこぎつけた区間が武雄温泉〜諫早間。その次に諫早〜長崎間です。
この区間は既にフル規格新幹線での建設が決定しており、新幹線として開業するのは2022年という事でそれ程遠い未来の話ではありません。
- 新鳥栖〜武雄温泉間
この区間は元々軌間の異なる在来線と新幹線を直通できる軌間可変電車(フリーゲージトレイン)という車両を走らせ、新鳥栖〜武雄温泉間は在来線の線路を走行し、武雄温泉〜長崎間はフル規格の新幹線線路を走行する予定でした。
ですが、最近になり設備等の建設費が莫大になることからフリーゲージトレインの導入を断念するというニュースがありました。
これにより、現在では新鳥栖〜武雄温泉間の整備方式について、リレー方式の在来特急の導入か、JR東日本が導入しているミニ新幹線方式を取るのか、検討が行われています。
ここで疑問でした。
九州新幹線 長崎ルートは必要か?
先程説明した整備新幹線の中には九州新幹線の他に、北陸新幹線(金沢〜新大阪間)北海道新幹線(新函館北斗〜札幌間)(既に開業している部分は含んでいません)があります。
その中で着工しているものとして、北陸新幹線の金沢〜敦賀間。北海道新幹線の新函館北斗〜札幌間が着工しており開業も遠い未来の話ではありません。
まず、何故新幹線が必要か。
私の考えですが、新幹線開業=人の流れが活発になり、物流 観光 ビジネス 全てにおいて良い影響をもたらし新幹線が通る地区、ましては駅などが出来れば良い事づくめです。
しかし、新幹線開通により出来たデメリットもあります。それは、並行在来線の第三セクター化です。新幹線開通により衰退した町の例があります。
北陸新幹線の駅の中に新高岡駅があるのですが、こちらは高岡の中心街とは離れており、立地が悪いのが現状です。それに加え、高岡駅のJR線は第三セクター化。特急列車も金沢始発になり高岡駅は、短い車両が1時間に1〜2本走るのみとなってしまったのです。
なので新幹線がもたらす影響は良いことだけでは無いのです。
さて本題です。
本当に新幹線は必要か。
私の考えですが、九州長崎ルートよりも真っ先に新幹線建設が必要な場所があります。
それは四国です。
四国は唯一の新幹線空白地帯です。現在でも特急列車が重要な移動手段となっています。四国の沿線人口として、新幹線が開通している北陸などと比べてもあまり変わらないのが現状です。開通すれば昔から関わりの深い関西地方などから四国へのアクセスが身近になり、ビジネスや観光などが活発になる事は間違い無いのです。
関西と結ぶことは、難しいとしても四国の重要な都市同士で新幹線を造るということも重要で、限りなく必要である事だと思います。
ここまでが私の結論です。
ここまでは全て私の考えであるので不満等あると思いますが、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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