九州新幹線(長崎ルート)は必要か。
本日のお話は新幹線についてです。
政府が計画した整備新幹線の中に九州新幹線 長崎ルート という計画路線があります。
整備新幹線の中に九州新幹線 鹿児島ルートというものがありましたが、こちらは2011年に全線開業しています。
- 長崎ルートの詳細
長崎ルートは博多〜長崎間の事を言い、博多〜新鳥栖間は鹿児島ルートと線路を共用する予定でした。
一番早く着工にこぎつけた区間が武雄温泉〜諫早間。その次に諫早〜長崎間です。
この区間は既にフル規格新幹線での建設が決定しており、新幹線として開業するのは2022年という事でそれ程遠い未来の話ではありません。
- 新鳥栖〜武雄温泉間
この区間は元々軌間の異なる在来線と新幹線を直通できる軌間可変電車(フリーゲージトレイン)という車両を走らせ、新鳥栖〜武雄温泉間は在来線の線路を走行し、武雄温泉〜長崎間はフル規格の新幹線線路を走行する予定でした。
ですが、最近になり設備等の建設費が莫大になることからフリーゲージトレインの導入を断念するというニュースがありました。
これにより、現在では新鳥栖〜武雄温泉間の整備方式について、リレー方式の在来特急の導入か、JR東日本が導入しているミニ新幹線方式を取るのか、検討が行われています。
ここで疑問でした。
九州新幹線 長崎ルートは必要か?
先程説明した整備新幹線の中には九州新幹線の他に、北陸新幹線(金沢〜新大阪間)北海道新幹線(新函館北斗〜札幌間)(既に開業している部分は含んでいません)があります。
その中で着工しているものとして、北陸新幹線の金沢〜敦賀間。北海道新幹線の新函館北斗〜札幌間が着工しており開業も遠い未来の話ではありません。
まず、何故新幹線が必要か。
私の考えですが、新幹線開業=人の流れが活発になり、物流 観光 ビジネス 全てにおいて良い影響をもたらし新幹線が通る地区、ましては駅などが出来れば良い事づくめです。
しかし、新幹線開通により出来たデメリットもあります。それは、並行在来線の第三セクター化です。新幹線開通により衰退した町の例があります。
北陸新幹線の駅の中に新高岡駅があるのですが、こちらは高岡の中心街とは離れており、立地が悪いのが現状です。それに加え、高岡駅のJR線は第三セクター化。特急列車も金沢始発になり高岡駅は、短い車両が1時間に1〜2本走るのみとなってしまったのです。
なので新幹線がもたらす影響は良いことだけでは無いのです。
さて本題です。
本当に新幹線は必要か。
私の考えですが、九州長崎ルートよりも真っ先に新幹線建設が必要な場所があります。
それは四国です。
四国は唯一の新幹線空白地帯です。現在でも特急列車が重要な移動手段となっています。四国の沿線人口として、新幹線が開通している北陸などと比べてもあまり変わらないのが現状です。開通すれば昔から関わりの深い関西地方などから四国へのアクセスが身近になり、ビジネスや観光などが活発になる事は間違い無いのです。
関西と結ぶことは、難しいとしても四国の重要な都市同士で新幹線を造るということも重要で、限りなく必要である事だと思います。
ここまでが私の結論です。
ここまでは全て私の考えであるので不満等あると思いますが、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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