快速 DLばんえつ物語号 グリーン車乗車記
本日のお話は磐越西線を走行する、ばんえつ物語号に乗って来ましたので紹介します。
普段ならSL牽引ですが不具合により今年はDLでの運転になりました。それは[チャンス]だと思い、ふと出かけました。
ばんえつ物語号は今日の客車列車としては長い7両編成で運転されています。さらに日本で唯一となるグリーン車連結ということで、今回はそのグリーン車に乗車しました。
-
時刻表 停車駅
普通席は区間関係なく520円
高いかどうかはあなた次第ですね。
しかし、その価格に見合ったサービス。内装。乗り心地等々がありますので乗る価値あるかと。
ではでは、それをひっくるめて編成をご紹介します。
ばんえつ物語[編成紹介]
1号車
1号車はオコジョルームと展望室がありフリースペースになっています。オコジョルームは小さいお子さんが遊べるようなつくりに、展望室は往路では力強いDLがすぐそばです。
2号車 3号車 6号車
この車両は普通席車両のボックスシートです。背中の高さが高いのが特徴です。とてもレトロ感があり雰囲気がとても良いです。
4号車
4号車は展望車となっています。先頭車両の展望室と違って、こちらは窓が大きく磐越西線の沿線絶景がとても見やすいです。
外見は寝台列車の食堂車のような感じでとても雰囲気が出ていて磐越西線の駅にとても似合います。
5号車
5号車は普通ボックスシートが半室と売店があります。この地方ならではの食べ物やお酒が買え、ばんえつ物語のグッズも売ってますよ!
7号車
7号車はグリーン車です。改めて新製したらしく豪華さが際立っています。
フッカフカです。テーブルは背面テーブルではなく、肘部分から小さなテーブルが出てくるので背面テーブルよりは使い勝手が悪いかもしれません。
【なんで背面テーブルじゃないの?】
理由は一つで前が広すぎてテーブルおいても届かないんでしょうね。足伸ばしても届かないほどの広さです(短足)
グリーン車には利用している人だけが入れるグリーン専用展望室があります。
暗いとこんなに幻想的に!
とても広いです。
グリーン車は定員30名ですが、私が行った時は大人な方が多く私のようなオタクがへばりついてることはありませんでした。
みなさん大人の対応、真ん中に座らないんですよ。真ん中に座った方がレールの真上なのに。
という風にそんなに混んでなくていい雰囲気で展望を楽しむことができました。
途中、津川駅と山都駅で長時間停車があり、その時間を利用し撮影大会が始まります。
往路では津川駅15分間
山都駅10分間でした。
撮影大会
山都駅ではオコジョルーム?みたいな小屋があり、小さい子が遊んでました。
グリーン車に乗車すると記念乗車証がもらえ、その乗車証が自由に出入りできることができるパス?のような役割も果たしていました。
また、その他に乗車手帳というものをもらえました。(これは今回だけかな?)
右が乗車証
また車内でジャンケン大会が開かれ、勝った人は限定グッズがもらえてましたよ!
(もちろん負けました」
[考察]
新潟駅が高架化し、新津発着に戻ってしまったばんえつ物語ですが、また新津駅が似合うんですね。新潟駅からばんえつ物語に接続される「SLリレー号」はE129系で運用されていて、これは雰囲気に合いませんが仕方がないですね。
乗車時間は丁度3時間半。
長いか短いかで言ったら長いのかもしれません。他のSL列車で比べても、私の地元のSLみなかみ号は2時間。SL碓氷号は1時間。ですから、少し長いと言えますね。
- [3時間半の長さを感じる?]
私はあっという間の3時間半でした。
新津10時頃発ということで車内でお弁当食べられるし、展望車では日替わりでイベントを何かやっている。外を見れば阿賀野川の雄大な景色、田園風景。飽きた頃にやってくる長時間停車で撮影会、外の空気を吸えていい気持ち。
グリーン車で言えば、3時間座っていてもあまり疲れないシート。ふと気がついた時に行ける展望室。
とにかく盛りだくさんなので飽きないんですね。飽きさせないクルー側の手柄ですね。
また、クルーの方の礼儀の正しさが素晴らしいんですよ。びっくりしたのが一人ずつの挨拶、そして降りる方へのお別れの挨拶。何を取っても素晴らしいです。
また、車内のイベントも充実しており、私が乗車した9月22日は新津資料館の出張講座があったり、日替わりで展望室でのイベントが用意されています。また客室内ではジャンケン大会が開かれたりなど飽きさせないイベントが沢山です。
飽きない景色も見どころですね。
乗車直後は曇り空でしたが、山都駅あたりから日が差し始めました。
- [DL牽引だとつまらない?]
そう、今回は蒸気機関車ではなくディーゼル機関車で運転でした。「やっぱりつまらない?」って事ですが、そんなこともないんですね。
確かに、蒸気機関車ならではの蒸気音。僅かに動く発車時。軽快な走行音。などが無いです。ですが、ディーゼル機関車でも良いところはあるんですね。
- 窓が開けられる。
窓は蒸気機関車で運転の時も開けられます。ただし条件が付きます。条件とは、トンネル走行時は開けられないんですね。客室内に排気が入ってきてしまうので。ディーゼルだと排気はありますが、蒸気機関車ほどでは無いんでしょう。
- 貴重感
普段はSL運行です。ばんえつ物語で使用されるC57-180号機は私が知っている限り故障が少ないように思えます。今年の不調は珍しいことかもしれません。なので代打運行は貴重ですね!
別にSLだから乗るとかDLだから乗らないとかじゃなくて、このばんえつ物語というイベントを楽しんでもらいたいですね。
長々とご覧いただきありがとうございました😉
YouTubeで動画投稿をしております!
よろしければご覧下さい。